サカイです。
争いはしてはいけませんという争いをすることを争うことはまた新たな争いを生むのでやめておいたほうがいいと思います。
何が言いたいかというと、
風立ちぬ、賛否両論の意味わかる気がするわ・・・ってことです。
今日、ジブリの新作映画、風立ちぬを見てまいりました。
韓国が、風立ちぬは戦争を正当化する右翼映画だ。
と言っていたそうで、内容が火垂るの墓とはまた違った戦争映画になるのか?と推測しながら見に行きましたが、
なんてことはない、いつも通りの恋愛ものに戦争をくっ付けた王道ジブリ映画でした。
ぬるぬるしたものやねちょねちょしたもの、雨の下たる具合やジブリにしか描けない自然や人間の躍動感。
世界にぐっと引き込まれる映像美はさすがジブリ。
ジブリだし当たり前と思ってしまっているのは甘えなのかもしれませんが、それ以外の荒探しをしてしまうのは私だけではないと思います。
今回特に主人公の声優がエヴァの庵野さんということもあり、元から危険な香りはしてました。
映画の70%を見終えて、ふと嫌な予感。
なんだか観客が望んでいない終わり方をしそうな匂いがぷんぷん。
案の定、主人公の奥さんが死ぬ細かい話はないし、そのお父さんの話、それぞれの登場人物のストーリーがないまま映画は終わってしまいます。
悲しい映画を作ってくれとは言いませんが、死にざまがダイジェスト映像ってどうよ・・・と思いました。
まぁそれを描くと王道だからあえて軽く走馬灯のようにしたんです。
そう言われると仕方ないのですが・・・もうちょっと方法はなかったのかしら・・。
歴史上の実際の人物から話を持ってきているからかわかりませんが、
結核で奥さんが死ぬんじゃなく、それこそ戦闘機の爆撃で亡くなってしまい、主人公が自分の仕事に葛藤を感じるなどにしなかったのは何故なのでしょう?
露骨な戦争反対映画にはしたくないし、とは言え戦争賛成映画はな・・・だから間を行きましょうということなのでしょうか。
主人公が設計図を日本海兵に見せるシーンで、目が普通じゃない描写はさすがの反戦ブラックユーモアでしたが・・。
なんだか伝えたい部分が曖昧で、味の薄い料理を食べた気分です。
スパゲッティやハンバーグ、ステーキ、美味しい物てんこもりのお弁当なのに全部味が薄い感じ。
結局はやおさんが言いたかったのは、ダイナマイトを開発したノーベルと同じような人は何人かおり、そのうちの一人、日本人の青年の一生を描いてみました・・・おしまい。
それ以外にテーマはない・・・のでしょうか。
いや、ジブリに限って・・・ジブリ・・・
ふとエヴァの庵野手法が脳裏をよぎりました。
映画が終わってから、一緒の座席にいたお客さんの1人が、
「2回見ないと意味が分からない映画らしいよ」と言っていましたが、
良い映画は1回見ればわかりますし、見なければじゃなく見たくなる映画を作れよ・・・って話です。
それとこれとは話が違うと思うんだなぁ・・・。
ちなみに作中でちょっと気になる言葉が、
創造家の寿命は10年だ。
主人公が憧れる設計士の外人が言った言葉ですが、
あれ、はやおさん・・・・あなたジブリで映画作ってもう10年過ぎてますね…
賞味期限切れ、消費期限切れならぬ、寿命切れ。
新たな格言を頂いた気分です。
なお、映画内で出てきて気になったので調べましたが、
カブトビールやシベリアという食べ物は実在するもののようですね。
20代後半の私は知りませんでした・・・もっと年配の方か地域が限られた食べ物なのでしょうか。
そういったちょっとした楽しみがあるのもジブリらしくて好きですが、最後に映画全体の点数を言うとすれば・・・68点ぐらいかなぁ。
戦争という皮をかぶった純恋愛もの、それを知っていけば楽しめる映画だとは思います。
ジブリはこうあるべき、という個々の考え方ではっきり好みが分かれる映画です。
見どころは黒川さんと庵野さんの滑舌の不安定感。
十分気を付けていってらっしゃいませ。
争いはしてはいけませんという争いをすることを争うことはまた新たな争いを生むのでやめておいたほうがいいと思います。
何が言いたいかというと、
風立ちぬ、賛否両論の意味わかる気がするわ・・・ってことです。
今日、ジブリの新作映画、風立ちぬを見てまいりました。
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韓国が、風立ちぬは戦争を正当化する右翼映画だ。
と言っていたそうで、内容が火垂るの墓とはまた違った戦争映画になるのか?と推測しながら見に行きましたが、
なんてことはない、いつも通りの恋愛ものに戦争をくっ付けた王道ジブリ映画でした。
ぬるぬるしたものやねちょねちょしたもの、雨の下たる具合やジブリにしか描けない自然や人間の躍動感。
世界にぐっと引き込まれる映像美はさすがジブリ。
ジブリだし当たり前と思ってしまっているのは甘えなのかもしれませんが、それ以外の荒探しをしてしまうのは私だけではないと思います。
今回特に主人公の声優がエヴァの庵野さんということもあり、元から危険な香りはしてました。
映画の70%を見終えて、ふと嫌な予感。
なんだか観客が望んでいない終わり方をしそうな匂いがぷんぷん。
案の定、主人公の奥さんが死ぬ細かい話はないし、そのお父さんの話、それぞれの登場人物のストーリーがないまま映画は終わってしまいます。
悲しい映画を作ってくれとは言いませんが、死にざまがダイジェスト映像ってどうよ・・・と思いました。
まぁそれを描くと王道だからあえて軽く走馬灯のようにしたんです。
そう言われると仕方ないのですが・・・もうちょっと方法はなかったのかしら・・。
歴史上の実際の人物から話を持ってきているからかわかりませんが、
結核で奥さんが死ぬんじゃなく、それこそ戦闘機の爆撃で亡くなってしまい、主人公が自分の仕事に葛藤を感じるなどにしなかったのは何故なのでしょう?
露骨な戦争反対映画にはしたくないし、とは言え戦争賛成映画はな・・・だから間を行きましょうということなのでしょうか。
主人公が設計図を日本海兵に見せるシーンで、目が普通じゃない描写はさすがの反戦ブラックユーモアでしたが・・。
なんだか伝えたい部分が曖昧で、味の薄い料理を食べた気分です。
スパゲッティやハンバーグ、ステーキ、美味しい物てんこもりのお弁当なのに全部味が薄い感じ。
結局はやおさんが言いたかったのは、ダイナマイトを開発したノーベルと同じような人は何人かおり、そのうちの一人、日本人の青年の一生を描いてみました・・・おしまい。
それ以外にテーマはない・・・のでしょうか。
いや、ジブリに限って・・・ジブリ・・・
ふとエヴァの庵野手法が脳裏をよぎりました。
映画が終わってから、一緒の座席にいたお客さんの1人が、
「2回見ないと意味が分からない映画らしいよ」と言っていましたが、
良い映画は1回見ればわかりますし、見なければじゃなく見たくなる映画を作れよ・・・って話です。
それとこれとは話が違うと思うんだなぁ・・・。
ちなみに作中でちょっと気になる言葉が、
創造家の寿命は10年だ。
主人公が憧れる設計士の外人が言った言葉ですが、
あれ、はやおさん・・・・あなたジブリで映画作ってもう10年過ぎてますね…
賞味期限切れ、消費期限切れならぬ、寿命切れ。
新たな格言を頂いた気分です。
なお、映画内で出てきて気になったので調べましたが、
カブトビールやシベリアという食べ物は実在するもののようですね。
20代後半の私は知りませんでした・・・もっと年配の方か地域が限られた食べ物なのでしょうか。
そういったちょっとした楽しみがあるのもジブリらしくて好きですが、最後に映画全体の点数を言うとすれば・・・68点ぐらいかなぁ。
戦争という皮をかぶった純恋愛もの、それを知っていけば楽しめる映画だとは思います。
ジブリはこうあるべき、という個々の考え方ではっきり好みが分かれる映画です。
見どころは黒川さんと庵野さんの滑舌の不安定感。
十分気を付けていってらっしゃいませ。